インフルエンザに加湿器は効果的?その理由とは?
公開日:
:
最終更新日:2017/10/12
ライフ インフルエンザ、加湿器、効果
冬の始まりと共に、インフルエンザの流行も訪れます。鼻水や高熱などの症状、そして強い感染力を持つ、人々から特に嫌がられる病気のひとつです。そんなインフルエンザの予防に、加湿器を使って湿度を上げる事が効果的だと言われていますが、どのような理由でそう言われているのでしょうか。今回は、インフルエンザと加湿器の関係を調べていきましょう。
インフルエンザの予防方法
毎年11月下旬からインフルエンザの流行が始まり、1~2月がピークだと言われています。そのため、11月になると予防接種を呼びかける声も高まっています。一般的な予防方法としては、人混みを避ける、手洗いとうがいを徹底する、十分に休養を摂るという方法がよく知られています。
また、インフルエンザウィルスは温度が低く乾燥した空気を好むので、温度を上げて湿度を保ちウィルスを活動できなくするという方法もあります。そのため、インフルエンザ対策として加湿器を使用する家庭も多くあります。
インフルエンザウィルスと湿度の関係
さて、インフルエンザウィルスの生存率と温度や湿度の関係を確かめてみましょう。
湿度が20%の場合、10℃で約60%、22℃で約70%、32℃で約20%です。
湿度が50%の場合、10℃で約40%、22℃で約10%、32℃でほぼ0%です。
湿度が80%の場合、10℃で約35%、22℃で約10%、32℃でほぼ0%です。
このように、インフルエンザウィルスは温度や湿度が高いところではほぼ活動できていないので、湿度を上げる事はインフルエンザ対策として有効です。ただ、湿度を上げ過ぎるとダニやカビが繁殖する恐れがあるので、あまり湿度を高くしたら今度はそちらの心配をしなければなりません。よって、インフルエンザ予防としての湿度は50~60%が適切とされています。
加湿器はいつ使うと良い?
地域差もありますが、11月下旬から空気が乾燥し湿度が50%を下回り、1月~2月頃に至っては10~20%まで下がります。そのため、11月から2月頃まで加湿器を使った方が効果的ですが、空気が乾燥していればそれ以外の時期でも使うと良いでしょう。
前述で、インフルエンザウィルスは温度にも弱い事を挙げましたが、エアコンの暖房を使うと温度は上がりますが湿度は大幅に下がってしまいます。エアコンを使う場合は必ず加湿器を併用するようにしましょう。
まとめ
空気が乾燥していると喉や鼻の粘膜も乾燥します。インフルエンザが乾燥した時期に流行する原因は、粘膜が乾燥しウィルスが体内で活動しやすくなっている点もあったのです。加湿器で部屋の湿度を上げる事は、空気中のウィルスを活動させなくするだけでなく、粘膜の乾燥を防ぎ自分自身を守る事にもつながります。
関連記事
-
腰痛と食生活の関係とは?注意することは?
腰痛もちの人は、食生活にどんな注意をはらったらいいでしょうか?この問題を考える前に、腰周辺の
-
紅葉の意外な楽しみ方、見るだけではもったいない!
いよいよ秋本番。気候も良く過ごしやすい季節ですが、やはり秋の行楽と言えば紅葉を見に行くことですよね。
-
これで安心、リンゴの美味しい保存方法や長期保存レシピはこれ!
しゃきしゃきとした食感とさっぱりとした甘味が美味しいリンゴ。デザートはもちろん、
-
秋のファッション、衣替えとブーツを履くタイミングは??
秋はファッションを楽しめる季節ですが、暑い日があったり寒い日があったりと気温が不
-
ハロウィンで盛り上がる!都内で見た面白仮装のあれこれ
昨今、日本でもハロウィンが大盛り上がり! もともとはアメリカなどで行われていた行事だったのですが、今
-
秋のファッションに似合うストールのおしゃれな巻き方
気候がよく、おしゃれを楽しむのにぴったりな秋がやってきました。街にもレイヤードス
-
夏のキャンプ、その前に初心者がやっておきたいこと
ファミリーキャンプを始める初心者の方へ。子供は、いつまで親について遊べるだろうか・・・部活などが始ま
-
七夕に願い事!そして、流れ星にかける願いが叶う本当の理由とは!!
七月七日は七夕です。織姫と彦星が年に一度会える特別な日です。私たちも七月付近になると、短冊に願い事を
-
銀杏の超簡単な下処理と手についた匂いを取る方法!
舞い落ちた葉っぱが道をきれいな黄色に染めるイチョウ並木を見ると、秋を実感しますよね。この光景は美しい
-
夏本番、暑い時にこそ食べたい料理はこれ!
もうすぐ、8月ということで夏本番ですね。暑いと食欲がないということもありますが、