銀杏の超簡単な下処理と手についた匂いを取る方法!
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最終更新日:2017/09/23
ライフ 銀杏、簡単、下処理、匂い
舞い落ちた葉っぱが道をきれいな黄色に染めるイチョウ並木を見ると、秋を実感しますよね。この光景は美しいものですが、イチョウから落ちた銀杏の匂いのせいで台無しに…という事も少なくありません。そんな銀杏ですが、茶碗蒸しの具材に使われるなど、食用として利用されています。今回は、銀杏の下処理の方法と、万が一手に匂いがついてしまった時の対処法を紹介していきましょう。

銀杏の匂いって?その原因は?
銀杏の匂いは汚物の匂い、あるいは足の裏の匂いに似ていると言われています。しかし、茶碗蒸しの中にある銀杏は臭くないですが、何故でしょうか。私達が普段食べている銀杏は種の中の実で、悪臭の原因になっているのはその種の外側を覆っている果肉です。銀杏の果肉には“酪酸”と“エナント酸”と呼ばれる2つの成分が含まれていますが、これが悪臭を放っていたのです。
酪酸は少しだけで悪臭に気づくほどの強い匂いを放ち、足の裏の匂いはこの物質が原因と言われています。エナント酸は腐った油の匂いと言われ、きつい腐敗臭を放ちます。そんな強烈な匂いがする物質が合わさったら、臭いと言われ敬遠されるのも無理はありません。
簡単な下処理の方法

銀杏の下処理の方法はいくつかありますが、今回は時間がかからないジップロックを使った方法を紹介していきます。
1.銀杏をジップロックに入れて果肉を揉み、種を取り出します。
2.種をジップロックから出します。残った果肉はビニール袋などに密閉して処分します。
3.別のジップロックや口の大きな空き瓶など密閉できる容器に種を入れて、容器の半分くらいに水を入れます。
4.そのまま容器を振った後、汚れた水をきれいな水と交換します。
5.種がきれいになったら2~3日天日干しして終了です。
一連の作業の際には、匂い対策のマスクと手荒れ対策のゴム手袋を装着するようにしましょう。
匂いが手についたら…
先ほど、下処理の際にはゴム手袋を使うように説明しましたが、それでも万が一果肉や汁がついてしまう事があります。銀杏を触ってしまうと、匂いが手につくだけでなくかぶれる事があるので、すぐに石鹸で手を洗いましょう。しかし、一度染みついた匂いは石鹸で洗ってもなかなか取れないので困ります。そういう場合は、歯みがき粉で手を洗って匂いを取ります。
歯みがき粉の消臭効果は強力で、歯を磨いた後の口臭が治まるのもそのためです。この消臭の力を借りて手についた匂いを消しましょう。
まとめ
普段私達が何気なく食べている銀杏ですが、食卓に届くまでに多くの苦労と工夫があると思うと、何だか美味しく感じてきませんか。天然の銀杏をより美味しく食べたいという方は、イチョウ並木で拾った銀杏を下処理してから食べてみるといいかもしれません。ただし、かぶれ防止のために手袋をはめてから拾うようにしましょう。
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