インフルエンザを家族に移さない予防法は?
冬に猛威をふるうインフルエンザ。インフルエンザにかかると高熱がでるほか倦怠感、喉の痛み、頭痛など全身にひどい症状が現れます。流行する前に予防接種を受けておくなど事前の対策が肝心ですが、それでもインフルエンザにかかってしまった場合には、家族や職場の人などに移さないよう気をつけたいもの。ここでは長い時間を一緒に過ごしている家族に移さないための方法をまとめてみました。
インフルエンザが移る期間
インフルエンザは症状が体に現れていない潜伏期間にも移ってしまいます。ただしこのときのウイルスの排出量は少なめで、やはり症状がもっとも強く表れている時期に排出量がピークになります。時間にすると、発症してから24~72時間後くらいの間です。ウイルスの活動が弱まると同時に症状が落ち着いてきますが、解熱後もウイルスは排出されます。だいたい発症後五日間を経過するとウイルスの排出が収まります。つまり、発症後一週間ほどはウイルスに気を付けなければいけません。
最も大事なのは手洗い
インフルエンザは感染症のひとつですが、感染症は手を介してウイルスが体内に侵入することがほとんどです。食事をする際だけでなく、自分でも気づかず口や鼻を触ったりしていることもありますよね。手を使うことは日常生活を送るうえで必要不可欠なことなので、無意識のうちに手でウイルスを媒介させているのです。もちろんウイルスは目に見えませんので、気づきません。それを防ぐためには細かく手を洗うのが大事です。
家族にインフルエンザにかかった人がいたら、周りの人は必ずこまめに手洗いをしてください。アルコール手指消毒剤を用意しておくのもよいでしょう。
インフルエンザを家族に移さないために
家族にインフルエンザ感染者が出た場合は、その人を個室に隔離しましょう。これは接触感染、空気感染を防ぐためです。免疫力の弱い方や幼児はこの個室に入れてはいけません。また感染者にはマスクを着用させ、飛沫感染も防ぎましょう。
鼻をかんだあとのティッシュからもウイルスが浮遊し空気感染を起こすので、感染者が使ったものを家族の集まる部屋におかないよう、ビニール袋などに入れて処分するのも大事です。また、ウイルスは乾燥した空気を好むため、部屋に加湿器を設置して湿度を保つことも重要です。
まとめ
家族にインフルエンザを移さないためには、ウイルスが媒介しないよう手洗いを徹底し、感染者を隔離させることが大事です。ただし家族にインフルエンザに罹った人がでても、免疫力がついていれば移らないこともあります。日ごろから規則正しい生活をし、栄養のある食事をとって健康にしておくのも大変重要なことです。
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